Hさん(22年4月開講オンラインLive授業受講生、北海道・公立、現役生)
京都大学法学部、早大法学部合格(京大に進学)
田中より
Hさんは、22年4月開講オンラインLive日本史講座の全授業を「録画視聴」し、京大に合格した受講生です(経緯は下に記されています)。
念願の京大法学部に合格することができました。田中先生から、体験記のご依頼をいただきましたので、書かせていただきました。受験生の皆さん、一合格者の体験として参考にしていただければ幸いです。
①:オンラインLive授業受講の経緯
高校の先輩から田中先生のyoutubeの存在を聞いていたのが、最初のきっかけです。5月にオンラインの添削講座を申し込んでいたのですが、日本史に不安があったこと、youtubeの授業が論述向きと感じたこともあって、7月末に田中先生に相談し、オンラインLive授業を受講することにしました。4月からスタートした講座なので、録画視聴を基本としましたが、最終的に12月までにすべての授業をオンラインで受講しました。
今考えると、4月から講座をLiveで受講していればよかったと後悔しています。
②:田中先生の授業
当初、田中先生の授業はyoutubeで受講すればよいと考えていたのですが、テキストがあるとないのでは大きな違いでした。田中先生のテキストは「文章形式のうえに用語の空所補充がない」という一風変わった形式なのですが、論述問題の頻出テーマを文章形式で学ぶことができるため、実際に文章を書く上で参考にするケースが多々ありました。自分は文章を書くことに対する苦手意識があったのですが、京大日本史の論述に関して、田中先生の授業&テキストと教科書を手掛かりに、何とか対処することができました。
田中先生の授業を聞いた後、テキストで復習をして、教科書を読むと、教科書記述の意味が今までとは全く違ったものになります。京大日本史は教科書をベースに学習していけば合格点がとれます。しかし、その教科書を自力で理解するのはなかなか大変で、どのように学習していいかが分からない状態でした。田中先生の授業をテキスト有りで聞くようになってから、その悩みが解消しました。
田中先生は、政治・経済・外交・文化も同じ調子で授業をするので、経済史や文化史に対する苦手意識がなくなりました。今年の京大日本史の論述のうち、1題が文化史関連の出題だったのですが、田中先生の授業のおかげで合格点の答案を書けたのではないかと思っています。正直、文化史をきっちり授業できる先生は多くないと思うので、夏期講習の文化史講座は受験生の皆さんにおススメです。
③.授業以外の面について
ⅰ.進路指導について
予備校に通える環境になかったので、進路相談も含めて、田中先生にはお世話になりました。授業以外の点でも手厚く指導して下さるのが、田中先生の特徴です。
自分は「得意科目の英語と数学で点数をとればいいや」ぐらいに考えていたのですが、「何度も北海道を出るのは大変だろうから、共通テストできっちり点数を取って、私大受験の数は減らそう」と方針の下、共通テスト対策に重点を置くと同時に、京大2次の対策も並行しました。共通テストで失敗した友人がその後も苦戦していたので、今思うと共通テストに向けた準備をサボらずやってよかったなと思っています。田中先生の授業動画も田中先生から「必ず共通テスト前に通史を完璧にするように」と言われていたので、頑張って12月までに視聴しました。大変だったのですが、今思うと共通テスト後に積み残さずによかったと思っています。
数学に関しては、田中先生から個別指導の先生を紹介していただき、そのおかげで京大数学でもかなり点数がとれるレベルにまで引き上げていただきました。英語・国語に関しても、田中先生から参考書などのアドバイスをいただき、学習を進めることができました。特に苦手の国語に関して、学習時間をとるように強く言われたことは、合格に向けて大きかったように思います。共通テストで国語も含め点数が崩れなかったことで、安心して京大2次に向けた学習ができたからです。
受験に関して、地方は不利だよなと感じていたのですが、田中先生にお世話になることで、「東京の先生に進路指導を受けているんだし、大丈夫」と考えられたことは心理的に大きかったと思います。
ⅱ.論述指導(添削指導)について
添削に関しても、田中先生のやり方が自分には合っていました。田中先生の添削ではすぐに解答・解説は示さず、「設問要求は分かっているか?」「事実誤認が含まれています」というコメントだけをくれるので、そのコメントを元に再度、教科書とテキストをよく読むことを徹底することで、本番で回答する力がついたように感じています。このやり方じゃないと、受験生はなかなか教科書を読むようにはならないと思います。田中先生の論述指導は、教科書を読む習慣をつけてくれる指導だったと感じています。
また、解答・解説には主に3つの教科書(山川『詳説日本史』・実教『日本史B』・山川『新日本史』)の本文記述が引用されており、それらを参照することでより深く日本史を理解できるようになりました。自分は山川『詳説日本史』しか持っていなかったので、ありがたかったです。
田中先生の論述指導は「問いの型」を重視した指導で、「どのように書いていけばよいのかが論理的にわかる」ので、数をこなしていくにつれ、自分がどのように考えて答案を書けばよいのか、分かるようになりました。コツを掴めているなと感じられたので、最後は論述に取り組むのが、楽しくなりました。
④.京大受験生の皆さんへ
京大は共通テストの比率が低く、2次で逆転できると言われますが、共通テストを軽視しない方がいいです。共通テストがうまくいったかどうかはその後のモチベーションに大きく影響してきます。
共通テストで88%とある程度、点数がとれたので、私大は早稲田以外、受けませんでした。1月下旬以降を2次対策に使えたことが合格の大きな要因だと思っています。
⑤.最後に
自分たちの学年は、高校入学以来、コロナに振り回され、何度も休校で授業がなくなる経験をしました。ただ、コロナをきっかけに田中先生がyoutubeで授業を公開したことから、田中先生と出会うことができ、合格することができました。物事には良い点と悪い点があると思うのですが、基本的に良く捉えていくことが大切だと学びました。
田中先生には大変お世話になりました。自分は親しみを込めて、田中先生のことを一平先生と呼んでいましたので、最後は一平先生と呼んで締めくくりたいと思います。
一平先生、1年間、本当にありがとうございました。おかげ様で憧れの京大で学生生活をスタートできます。京都に来ることがあったら、ぜひ、お会いしたいです。弁護士目指して、頑張ります!