Aさん(23年開講オンラインLive1月通史講座受講生、大阪・私立、現役生)
京都大学経済学部進学
Q1:受講した講座は?
1月開講通史講座、文化史講座(夏期)、共通テスト対策講座
Q2:受講の経緯は?
もともと日本史が好きで深く勉強したいと思っていたところ、友人に紹介してもらったこと、高校の先生と田中先生が知り合いで信用できそうだと感じたことから、受講を決めました。
Q3:田中の授業の特徴は?
論述問題に対応できるように授業が構成されているため、過去問演習に入る前から論述問題の答案を書く際に必要な考え方や頻出テーマに触れられることが大きな特徴だと感じました。
少人数制のLive授業なので、生徒の様子を逐一確認しながら授業を進めてくれ、難しい分野の説明の時は先生から声をかけてくれるため質問がしやすく、疑問を残さず、スムーズに理解できると思います。論理が複雑な明治経済史もスムーズに理解でき、京大本番の論述でも対応できました。
1月開講講座ならではの特徴としては、前年度受講生の入試直前期と講座の期間が被っているため、先生から入試時期の受験生のリアルな状況などを聞けることが大きいと思います。私は講座が始まった時点ではあまり実感が湧いていませんでしたが、先生の話を聞いているうちに、1年後の自分の受験が現実味を帯びてきて、より気を引き締めて学習に取り組むようになりました。
Q4:講座を受けていてよかった点は?
①:授業内で時期区分や時代の特徴を何度も言ってくれるので、自分で勉強する時でも、忘れてしまいがちな重要なことを意識しながら学習できました。
②:時代・分野ごとのイメージがつきやすくなった点が良かったです。時代・時期ごとの特徴や全体像を必ず最初に示してくれるので、京大の論述問題に取り組む際、まとめの記述を入れやすくなりました。たとえば、弘仁貞観文化と国風文化の特色を対比する問題では、ただ教科書の記述を抜き出すのではなく、おおまかな全体像を理解しておくことで、何を基準に比較して答案を書けばいいのか、方針が立てやすかったです。
③:時代や分野を超えた連続性や対比、特徴などを丁寧に解説してくれるので、すべての知識がつながっていくように頭の中が整理されていくため、用語暗記が楽になりました。
④:文化史講座は、教科書に出てくる文化の特徴を表す曖昧な表現を、つかみやすい解釈の仕方で教えてくれるので、特徴がつかみやすかったです。また、時代ごとの連続性や政治、外交面などとの関わりを丁寧に学習できるので、文化史だけではなく、様々な分野の復習・確認になりました。田中先生は、文化作品についての知識量が圧倒的で、その中から知っておくべき情報を厳選して面白おかしく解説してくれるので、印象に残りやすかったです。
⑤:授業に適度な緊張感があった点もよかったです。授業内では関係する雑談や小ネタのようなものを聞くことができて楽しく学習できるだけでなく、過去の授業内容を理解しているかどうか突然確認されるので、授業内も授業後の復習も手を抜けないという緊張感をもって授業を受けられました。
Q5:授業以外の面でよかった点は?
非常に面倒見がよく、学習相談・進路指導が手厚いです。
私は学習の進め方や計画の立て方が全く分からなかったので、それを田中先生に相談していました。田中先生は相談のたびに、丁寧に私の現状・成績を分析して合格するために何が必要なのかを一緒に考えてくれました。日本史以外の教科においても、私の学力に適した参考書やとっておきの素晴らしい先生を紹介していただけたので、安心して勉強を進められました。
田中先生は希望すれば、耳の痛いこともはっきり言ってくれる先生です。田中先生の厳しい言葉が、負けん気の強い私にとってモチベーションの維持につながり、先生と面談をするたびに絶対、京大に合格してやろうという気持ちになれました。
Q6:後輩の京大受験生に向けて、アドバイスをお願いします!
二次試験の配点を考えるとどうしても英数国は安定して点数を取れるようにしなければいけない上、すぐには成績が伸びない科目であるため、英数国にかなりの時間をかけることが京大合格のためには必要です。
私の場合は田中先生に相談し、夏ごろまでは日本史は授業の復習と小テストだけにとどめて、残りのほとんどの時間を英語と数学に費やすことにしました(国語は得意科目でした)。夏休みの時間配分としては、英・数は1日各4時間かけたのに対し、日本史の学習時間は最大でも90分でした。日本史が好きな自分にとって、日本史の学習時間を減らすことは勇気がいりましたが、日本史の先生が「日本史の学習時間を減らして!」言っていることの意味を考えて、そうした時間配分にしました。今考えると、そうした時間配分をとったことが、合格の大きな要因だったように感じています。もちろん、人によって得意科目や学習状況は違うと思うので、信頼できる先生に頼って戦略を練り、計画的に学習するとよいと思います。
自分の集中が切れたり、やる気がなくなったりしたときの対処法を見つけておくことも大事だと思います。私は気持ちがだれてくる度に田中先生に面談をお願いして厳しい言葉をもらって、「やるしかないんだ」と自分を奮い立たせるようにしていました。
どれだけやる気があっても突然しんどくなって勉強をやめてしまいたくなることもあると思うので、そういうときに「自分はどうすれば気持ちを切り替えられるのか」、その方法を見つけておくといつか役に立つかもしれません。私はそうした時には、一旦、学習時間のことは忘れて、睡眠時間を多めにとることで、切り替えていました。
最後に一言!
先生の指導のおかげで、日本史がより一層楽しくなりました。そして、他教科の学習相談、モチベーションの維持まで助けていただいて本当に感謝しかありません。1年間ありがとうございました。
Aさんの合格者インタビューです。ぜひ、ご覧ください